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MM理論(2)

完全競争市場で、全く同じ事業を行うA社とB社があるとします。

         A社    B社
EBITDA     X      X

自己資本    SA       SB
負債       
   DB(利率r)

配当    DIVA     DIVB

(利益をすべて配当に回すこととする)

B社の株式をaの比率で保有する投資家Cがいるとします。

投資家CがB社から得られる配当は以下の通りとなります。

投資家CのB社からの配当  DIVCB=a(X-rDB

その投資家はB社の株式 aSB を売却する
aSBに相当する金額を取得)と同時に 
aDB を借入れて(aDBに相当する金額を調達)
a(SB + DBに相当する金額のA社の株式を
a(SB + DB)/SA の比率だけ購入することが出来ます。


その場合、投資家CがA社から得られる正味の配当は、
A社からの配当から借入金の利息を差し引いた額となり、
以下の通りとなります。

投資家CのA社からの正味配当 DIVCA
         
={a(SB + DB)/SA}X-ar
DB・・・①

A社の企業価値は

 VA SA

B社の企業価値は、

 VB SB + DB

で表すことが出来ることから、①式は以下の通りとなります。

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MM理論(1)

MM理論とは、フランコ・モジリアニとマートン・ミラーの2人の経済学者が提唱し,ノーベル賞を受賞した理論で、完全競争的な資本市場が成立している場合(法人税を無視すれば)、

 (1)企業がどのように資本調達しようと、企業価値に影響を与えない

 (2)企業がどのように利益配分をしても、企業価値に影響を与えない

という2つの理論からなります。

(1)の理論は、株で資金を調達しようが、借入金で資金を調達しようが、企業価値に影響を与えない、ということで、(2)は、利益を配当しようが内部留保しようが企業価値には影響を与えない、ということになります。

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マルチプル法(4)-2

【手順3:手順2からマルチプルデータを取得】

それでは、類似会社のマルチプルデータを算出してみましょう。

ここでは、EBITDA倍率(EV/EBITDA)、PSR、PBR、PERを算出してみます。

3

※単位は百万円

PSR=株価÷一株あたり売上高=株式時価総額÷売上高

PBR=株価÷一株あたり純資産額=株式時価総額÷純資産額(簿価)

PER=株価÷一株あたり当期利益=株式時価総額÷当期利益

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