« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

DCF法とAPV法の関係(2)

時価の有利子負債・株主資本比率で測定したレバレッジが一定の場合、DCF法とAPV法の算出結果は等しくなることについて、今回はAPV法について説明していきたいと思います。

【APV法】

  V = D + E

の右辺に

4_5

をかけると

5 となり、

前回同様に

kd = CFd D

ke = CFe E

と、右辺に

(D+E)/(D+E)

をかけます。

続きを読む "DCF法とAPV法の関係(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

DCF法とAPV法の関係(1)

DCF法で算出する企業価値とAPV法で算出する企業価値は、時価の有利子負債・株主資本比率で測定したレバレッジが一定の場合等しくなります。

そのことを数学的に証明したいと思います。

ここでは、証明を簡素化するために、有利子負債と株主資本については、キャッシュフローは一定、つまり成長率はゼロという前提とします。(時価の有利子負債・株主資本比率で測定したレバレッジが一定から)

Dを有利子負債の時価価額、Eを株主資本の時価価格とすれば、V(企業価値)は次にように表すことが出来ます。

 V=D+E

この式を変形させ、DCF法での算出結果とAPV法での算出結果が等しいことを証明します。

【DCF法】

まずDCF法での算出結果を導くことにします。

 V=D+E

の左辺に

2_4   

 

(=1)

CFd : (有利子負債の)債権者に帰属するキャッシュフロー 
CFe : 株主に帰属するキャッシュフロー 
t : 税率

をかけると

3_3   

・・・(1)

kd を有利子負債コストとすると、CFdは一定であるとする前提条件から
成長率はゼロとして

CFd  D / kd 

で表すことができ、

kd = CFd D ・・・(2)

となります。

同様にke を株主資本コストとすると、CFe は、

CFe = E / ke 

となり、

ke = CFe E ・・・(3)

となるので、(1)式に(2)式、(3)式を代入すると、 

1_5

続きを読む "DCF法とAPV法の関係(1)"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »